性格の4つの層


イデアサイコロジーでは、性格は、遺伝の影響・エニアグラムタイプ、そして、先程お話した「経験」を、乳幼児期&児童期の経験・それ以降の経験の2つに分け、4段階の階層構造で成り立っていると考えます。

最も意識の深い部分にあり、意識しにくいのが遺伝の影響です。その次に深い層にあるのがエニアグラムタイプで、この2つは一生変わることはありません。

その上に乗ってくるのが、乳幼児期と児童期の家庭や学校環境における経験の影響です。そして、一番意識の表層にあるのが中学生頃から現在までの経験の影響です。

この2つは、比較的意識しやすく、その影響の仕方を変化させることができます。イデアサイコロジーでは、この4つの要素の相互作用によって性格が作られると考えています。さらに、どの階層に同一化するかによっても、性格は大きな影響を受けます。

人間の心には、ある階層に同一化すると、それ以下の階層を客観的に把握することが難しくなり、同一化した階層の自分イメージを守るために現実を歪んで認識するようになってしまうというシステムがあります。すると、人間関係・ビジネス・恋愛・子育てすべてにネガティブな影響が生じてしまうのです。

したがって、イデアサイコロジーでは、乳幼児期・児童期の経験の影響と中学生から現在までの経験、そしてエニアグラムタイプ、遺伝の影響を意識化しコントロール可能なものとしていくことを目指しています。