こんにちは。春井星乃です。
去年1年頑張っていたインスタグラムが停止してしまったということで、インスタ記事をブログ形式にして徐々に載せていこうと思います✨
まず最初は、ここ数年SNSや本、メディアで取り上げられることも多くなったHSP(「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」)についての記事です😊

①そもそもHSPってなんなの?
HSP ( Highly Sensitive Person:「人一倍繊細な人」)って、ここ数年話題のワードですが、「どんなものか詳しくは調べたことない」という人も多いですよね。
HSPは精神医学上の正式な病名ではなく、実は心理学界でも、そこまでメジャーな概念ではありません。
HSPは1996年にアメリカの心理療法家エレイン・N・アーロンによって提唱された概念です。
ただ、この研究は方法論が科学的にきちんとしていないこともあって、
当時の心理学界ではあまりメジャーではなく、一般社会でまず受け入れられ広まったものなんです。
HSPには、次の4つの特性があると言われています。
🍎処理の深さ
長い時間考え込んだり、
真面目に受け取ったりしやすい。
🍎刺激の受けやすさ
全て受け取ってしまうので刺激を取捨選択できず、疲れやすい。
🍎情緒的な反応と高い共感性
感情が揺さぶられやすく、他人の考えを即察知し共感しやすい。
🍎些細な刺激に対する感受性
大きな音や光、人混みなどに苦痛を感じやすい。
これは生まれつきの気質であり、このような傾向を持っている人が
15〜20%存在する
と言われています。
②「HSPだから…」で済ます危険性
HSPという概念には、
生きにくさを感じている人が、自分を理解して安心感を感じることができる
という大きなメリットがありますよね。「今まで自分だけがおかしくて、自分が悪いのかと思って辛かったけど、HSPだからだったんだ!」という風に思えるからです。
でも、実は「私はHSPだから」で済ませてしまうと、大きな落とし穴がある場合があるんです。
③HSP的な傾向は生後の環境からも作られる
心理学では、性格は「遺伝と環境の相互作用で作られる」と言われています。
同様にHSP的な性格も、実は生まれつきの問題だけではなく、出生後の親子関係や家庭環境、友人関係などでも作られる可能性があります。
それなのに「生まれつきだから」と思い込んでしまうと、改善できるものも改善できなくなってしまうんです。
そして、発達障害や不安障害、人格障害などとの区別も難しいので逆に生きやすくなるための選択肢を狭めてしまうことになります。
ですから「HSPかも」と感じるときは、自分の傾向が
🌟生まれつきの気質なのか
🌟親子関係や友人関係から生じているものなのか
🌟心の病気とは違うのか
という視点で見てみると、そこから対処法が見えてくる場合もありますよ😊