エニアグラムタイプは性格を形成する大きな要素の1つですが、イデアサイコロジーでは、個人の顔つきや身体つき、全体的な雰囲気にまで影響を及ぼすと考えています。
エニアグラムタイプは乳幼児期に形成される自我の基盤なので、それ以降はそこを通してすべての外的刺激(人間関係・状況判断など)や内的刺激(身体感覚など)が認知・解釈されるようになります。
イデアサイコロジーでは、無意識的なその積み重ねにより、顔つきや身体つき、全体的な雰囲気にまで影響を及ぼすのではないかと考えています。
そのためイデアサイコロジーでは、各エニアグラムタイプの特徴を捉える時、自分で感じる欲求や不安、好きなこと・嫌いなこと、趣味などの内面的特徴と、他人から見える顔つき・身体つきや全体的な雰囲気のような外面的特徴の2つに分けて考えます。
しかし、現在のエニアグラム研究では、特に外面的特徴については明確なイメージが定まっていません。それが、エニアグラムタイプ判定をまた難しいものにしています。
内面的特徴は、自我の都合のいい解釈をするシステムのため正確に認知されないケースがありますが、外面的特徴は無意識に形成され、外から客観的に判断できるものなので、イデアサイコロジーでは、エニアグラムタイプ判定の際には外面的特徴を重視しています。