こんにちは、元臨床心理士の春井星乃です。
現在は、心理学・精神分析・エニアグラムを通して性格構造を明らかにする「イデアサイコロジー」を提唱しています。
「仕事・恋愛・人間関係の悩みを根本から解決！最も正確な自己分析のやり方」シリーズの第１４回目の記事です（まず↑の記事から順にお読みください）。
いよいよ今回の記事からは、第１回から４回までの性格の構造、第５回から１３回目までのエニアグラム各タイプの特徴を踏まえて、あなたとあなたの周囲の人たちの性格の全体像を分析していきます。
まず、今回から第１６回までの３つの記事では、あなたのエニアグラムタイプを見ていきます。
第５回から１３回の各エニアグラムタイプの特徴を見て「自分はこのタイプだ！」と分かっている方は、第１７回の記事の【チェックシート３】からはじめて頂いてもOKです。
エニアグラムを知るための３つのチェックシート
イデアサイコロジーでは、自分や周囲の人など、ある特定の個人の性格をとらえる時には、まずエニアグラムタイプを判定することが重要だと考えています。
エニアグラムタイプを判定することで、その人の意識の位置（「【自己分析はどこからはじめる？】心の状態の５カテゴリー」をご覧ください）を明確にし、遺伝・経験の影響を分けて考えることができるようになるからです。
このエニアグラムタイプを知るために、まずあなたに３つのチェックシートをやっていただこうと思います。
１つ目は、自分と向き合うウォーミングアップとして、全体を整理するための質問方式のテストです。これは、この記事で行います。
２つ目は、さらに詳しく正確にあなたのエニアグラムタイプを見るための、内面的特徴についての記述式チェックシート、３つ目は外面的特徴についての記述式チェックシートです。この２つは次回１５回目の記事で行う予定です。
そしてそのあと、乳幼児期・児童期の自己・他者イメージの内容を知るための記述式チェックシート、他者化の有無を見るためのチェックシート、遺伝の影響を知るためのチェックシートと続きます。
普段、日常生活に追われて自分の深い内面と向き合う機会ってあまりないですよね。
この記事から２１回目の記事までのチェックシートは、自分の深い内面に入り込んで自分と向き合うことが必要なものとなっていますので、慣れるまではかなりエネルギーがいるかもしれません。
でも、このチェックシートを行うことで、あなたが今人生の地図のどの地点にいるのかということ、ゴールに向かうことを阻むトラップはどこにあってどんな内容のものなのかということ、そしてあなたの向かうべきゴールの方向性までを明確にすることができます。
この分析法を行って自分がかなり変わり、仕事や人間関係全般が非常にうまくいくようになったと言ってくださった方もいます。それだけのエネルギーをかける価値のあることだと思いますので、ぜひ、ゆっくりでいいので挑戦してみてくださいね。
早速、１つ目の「エニアグラムタイプチェックテスト」をやってみましょう。
エニアグラムタイプチェックテスト
それでは、つぎの１２個の質問項目に、
４：非常に当てはまる
３：当てはまる
２：やや当てはまる
１：当てはまらない
の４段階で答えてください。
＜エニアグラムタイプチェックテスト＞
あなたのチャートは？
さて、テストをやってみてどうでしたか？
通常、このような質問方式のテストでは回答を点数化して一番点数の高かったものを見て判断していきますが、ここではあなたの回答の全体的なバランスを見て、エニアグラムタイプ診断をしていきます。
下のチャートに、あなたの数値を書き込み線で結んでみてください。中に色を塗るとより見やすくなります。
９つのタイプの基本的なチャート
では、出来上がったチャートを見ながら、次の９つのエニアグラムタイプのチャートの中から似ている傾向のあるタイプを探してみましょう。
☆図が小さくて見えにくい方は、記事の最後に、各タイプの１つずつのチャートを載せておきますので、そちらをご覧ください。
いかがでしたでしょうか。あなたのチャートと似たチャートは見つかりましたか？
この結果は次の記事のエニアグラムタイプ診断で使用するので、見つかった方はこの結果をメモしておいてください。複数のタイプでも構いません。
この９つのエニアグラムタイプのチャートは、サブタイプやサブタイプ中の系統の違いは考慮しておらず、そのタイプの代表的な特徴を表しています。
なので、ぴったりとは当てはまらない部分がある方もいらっしゃると思いますが、このテストは大体の傾向を見るだけで結構です。
あなたが各エニアグラムタイプの特徴を大まかにつかんで、整理するためのものとして使っていただければと思います。
＜タイプ１の基本チャート＞
＜タイプ２の基本チャート＞
＜タイプ３の基本チャート＞
＜タイプ４の基本チャート＞
＜タイプ５の基本チャート＞
＜タイプ６の基本チャート＞
＜タイプ７の基本チャート＞
＜タイプ８の基本チャート＞
＜タイプ９の基本チャート＞
