こんにちは。春井星乃です。
今回は、すでにヌーソロジーをやっていらっしゃる方、これから勉強してみようと思われている方に向けての記事になります。
現在、ヌーソロジーサロンには400人くらいのメンバーが在籍し、半田広宣さんのツイッターは5000人くらいのフォロワーさんがいらっしゃいます。
ですが、実は、同じヌーソロジーをやっていると言っても、それぞれの個人によって「ヌーソロジーに何を求めているか」ということや「変換人に至る方法の捉え方」には大きな違いがあるように思います。
ただ、このあたりを明確にしないとせっかくの学習や努力が空回りしたり逆効果になったりする可能性もあると私は思っているんですね。
そこで今回はこの部分を明確にするために、「ヌーソロジー探求の姿勢には大きく6つのタイプがあるよ」というお話をしてみたいと思います😊
学究タイプ
まず、ヌーソロジーを探求する姿勢を大きく分ける基準としては、先ほどお話したように、
「現実生活でどのようなメリットを求めるのか」ということと「変換人に至る方法の捉え方」の2つがあると私は考えています。
まず「現実生活でヌーソロジーにどんなメリットを求めるか」という基準についてお話ししていきましょう。
この基準によって、最初の3つのタイプが作られます。
1つ目は、ヌーソロジーを学習することで、学問的探求をさらに発展させ真実に迫ることができると考える「学究タイプ」です。
このタイプの方には、以前から物理学や数学、生物学、化学、哲学、経済学、史学、心理学、宗教、スピリチュアルなどの専門知識を探求している方が多いです。
つまり、その専門知識をもとに、純粋に学問としてヌーソロジーを探求したいと考えるタイプですね。
アイデンティティタイプ
2つ目は、「ヌーソロジーをやっている自分に自信を持つことで安定したい」「ヌーソロジーによって自分の考え方を補強したい」などの思いが強いケースです。
つまり、「ヌーソロジーによって自分のアイデンティティを強化したい」という気持ちが強いタイプですね。
これを「アイデンティティタイプ」と呼ぶことにします。
このタイプの方は、意識的にそうしているケースもありますし、無意識的にそうなっているケースもあります。
また、「学究タイプ」「アイデンティティタイプ」ともに、男性に多い傾向があります。
現世利益タイプ
3つ目は、ヌーソロジーによって、現実生活をより楽に幸せに生きられるようにしたいという気持ちが強いタイプです。
つまり、「真実の追求」「アイデンティティの強化」以外の現実生活でのメリットを求めるタイプになります。
これを「現世利益タイプ」としたいと思います。
このタイプの方は、ヌーソロジーの理解よりも現実生活を楽にしたい気持ちが強いのですが、自分ではそれに気づいていないケースもあり、(意識的・無意識的に関わらず)心理学的レベルの自我や現実と向き合わずに生きていきたいという気持ちが大きい傾向があります。
学習万能タイプ
以上、3つ目までは「現実生活でどのようなメリットを求めるか」での分類でしたが、ここからは「変換人に至る方法をどう捉えるか」という基準における分類になります。
ですから、残りの3つのタイプは、自分の人生の指針としてヌーソロジーの世界観を取り入れ、「変換人」を目指したいと考えるタイプになります。
では、4つの目のタイプに行きましょう。
4つ目は、「ヌーソロジーを学習するだけで変換人になれる」と考える「学習万能タイプ」です。
このタイプはさらに以下のような3つのケースに分かれます。
A : 「変換人になるために心理学的レベルの自我の確立は必要ない」と考えるケース
B : 「ヌーソロジーを学習すれば、現実生活での心理学的レベルの問題もすべて解決する」と考えるケース
C : 「ヌーソロジーを学習すれば、現実生活での心理学的レベルの問題も、病的なレベルのもの以外は解決する」と考えるケース
現実適用タイプ
そして、5つ目は、「学習万能タイプ」から派生したタイプとも言えるのですが、現実生活にヌーソロジーの概念を当てはめることによってヌーソロジーを理解しやすくし、現実生活もよりよく変えて、それによって変換人を目指そうとするタイプです。
このようなタイプを「現実適用タイプ」と呼ぶことにします。
厳密区別タイプ
最後の6つ目は、変換人になるためには、まず現実的・心理学的な方法論によって自我を確立し、さらにヌーソロジーを学習することが必要と考えるタイプです。
このタイプは、ヌーソロジーの学習のみでは、親子関係や恋愛、友人関係、夫婦関係、子育て、仕事、職場の人間関係、心の病気など、現実的で心理学的なレベルの問題は、ある一面には良い影響がある場合もありますが、根本的には解消できないと考えます。
つまり、ヌーソロジーの専門用語や概念は顕在化のレベルのものであって、ほとんどの場合は潜在化の現実生活の問題に適用することはできないので、厳密に分けて考えなければならないということです。
このタイプを「厳密区別タイプ」とします。
私のやっているイデアサイコロジーもこのタイプに入ります。
複数タイプの複合型もある
さて、ここまでヌーソロジー探求姿勢の6つのタイプについてお話してきましたが、以上の6タイプを作る2つの基準は並立可能なものということもありますので、1人の個人の中に複数のタイプの特徴が存在することもあります。
例えば、「学究タイプ」の傾向が顕著ではあるけれども、変換人に至る方法の捉え方については「学習万能タイプ」や「現実適用タイプ」の特徴もあるというケースや、
「現世利益タイプ」の傾向が大きいけれど、ヌーソロジーの概念を「現実に適用する」こともあるというケース、
そして、同じ「変換人に至る方法の捉え方」の基準の中でも、ヌーソロジー理解には現実適用の方法を使用するけれども、自我の確立には心理学的方法論を使用するべきと考えるケースなどもあると思います。
どのタイプを選ぶかは個人の自由
このように、同じヌーソロジーの探求者(サロンでは「スピナーズ」と呼んでいますが)であっても、その考え方、姿勢は人それぞれなんですよね。
今回は大きく6つのタイプの存在についてお話しましたが、あくまでどのタイプを選ぶかは個人の自由だと考えています。
ただ無意識に、あるタイプの傾向を持ってしまっているとすると、今後のヌーソロジー探求にも意図せぬ影響が出てくるかもしれませんので、
6つのタイプの特徴を頭に入れた上で、
「自分はヌーソロジーに何を求めているのか」
「自分は変換人に至る方法についてどのように考えているのか」
「自分がいいなと思っているヌーソロジーの研究者はどの立場で話しているのか」
などをもう一度明確にして、ヌーソロジーを探求していただけると嬉しいです✨